初宮詣(お宮参り)
初宮詣(お宮参り)
初宮詣はお宮参りとも呼ばれ、生後約1ヵ月で産土神社へお参りすることが一般的です。そこでは、子どもの誕生を奉告し、御神慮と御加護に感謝するとともに、今後の健やかな成長をお願いします。なお、生後100日目にお宮参りを行う地域があったり、関西ではお参りの際、男子の場合、額に紅で「大」と書き、女子の場合、「小」と書くような風習が残っています。
この初宮詣は、人生における通過儀礼の1つです。時代が進むと、社会構造や人々の価値観や意識にも変化が生じ、通過儀礼の中には、その姿を変容させてしまったり、廃れていくものもあります。そういったことを考えると、現在でもお宮参りの儀式が盛んに行われていることは大変喜ばしいことだと思います。